↑タイトル長!!
2015.4.12 岩木山BC(長平~山頂~大黒沢~弥生)
【コースタイム】 8:40ナクアリフトトップ⇒9:10ゴンドラ脇⇒11:00西法寺森⇒12:30~13:00岩木山山頂~昼休憩1時間以上はわりとがっつり~14:30大黒沢滑り出し⇒15:30弥生登山口
実はぶっちゃけてしまうと、この計画にあまり気が乗らなかったです(^^ゞ
ナクアのリフト経由で高度自体は稼げるとはいえ、横移動とアップダウンが多く、けっこう大変なんじゃないの~!?と。去年の厳冬期岩木山でトラバース時の滑落危機の苦い思い出もあり、あまりこのルート取りには賛成できなかったのである…。
自分的には、弥生の尾根登山道からのルートに慣れ親しんでいたので、そっちのほうが高低差はあれど、何も考えずにひたすら上目指して行くだけなので楽な道なんじゃねえの~?と思ったからだ。
しかし、縦走という壮大なプランに、いや
CAPTAINにいの宙船の乗組員としていざゆこうと、よし行ってやろうじゃないの!と、その船に乗ったわけです。
そして、当日の天候も快晴予報だったこともあり(*ノω・*)テヘ
当日、チーム同年代の相棒kecoが寝坊で欠席(;´Д`)
そして登山計画書のSL欄がぽっかり空いてて、キャプテンから
「名前書いて」って(;´Д`)
あたしかいwwwいいのかそれでwww
ということで、名前だけの副キャプテンにwww
とりあえず
リフト券600円也の「高度稼ぎ代金」を払い、いざ出発。
リフトから更に運行していないゴンドラトップを目指します。
そして30分弱でゴンドラトップ脇に到着。
そこから先は、去年の厳冬期BCのときの記憶を頼りに、先頭グループの一員としてぐいぐいと進んでゆきます。
そこで我々は、斜面をピョンピョンと駆け上がってゆくカモシカさんを見た!!
その機動力に触発されて、急斜面の登りを走りだした にいキャプテン。
「カモシカさん、待ってえええええ~!!」
決して緩くねえトラバース&登り&小ピークを繰り返すこと2~3回。
いよいよ天国への階段もとい、山頂への核心に迫る!
かろうじて坂だけど、
ほぼ崖登り∑(゚д゚lll)
ズサーッと落ちないように、間隔を開けながら登って行きました。
特にアイゼンを履いているワタクシとリーダーは、グリップが効くとはいえ、しっかりと足をかませながら相当慎重に。
でないと落ちて後続に足が当たっちゃったら大変ですからね∑(゚д゚lll)
本気でピッケル欲しいと思いました。(力に耐えかね、
アルミのストックが若干曲がりました)
途中、雪が途切れて藪こぎ。登山道を探してもなかなか見つからない。
でもなんとか登山道を発見し、無事に全員山頂へ到着。
予定時間の正午もだいぶ過ぎましたが、天候的にも、風が上がる心配もないので春の陽気の山頂でみんなでお昼ごはん。
今日の料理長はななななんと!アヒージョを準備してきましたよ!
材料持ち寄りで、アタシはきのこ担当。
けっこうゆっくりとお昼タイム。
「あれ…自分のご飯、別に持ってこなくても良かったかもな…」と思えるくらいには腹チェになり、山頂で記念撮影とっとと済ませてお楽しみの滑走タイムです。
いちおう、山頂直下までしっかりと雪がついてたので、鳥居の脇から心置きなくドロップインしました。
こ、これは…ワタシの影武者!?!?!?!?!?
けっこう急だったけど、高所恐怖症なワタシでもわりと普通に滑れましたよ。
一方こちらは、高所が全く恐怖じゃないkumiちゃん。
少しトラバースして、いよいよ今回のメインイベント、大黒沢へ突入!!
スケールがでかすぎて持て余すくらいには広すぎる斜面。人のトラックに被らないように自分のラインを、ザラメスプレーあげて飛ばす。いや別に飛ばすつもりないけどそこそこの斜度と雪質でスピードが出まくりなのです。
な…なんて贅沢な!!( TДT)
というか、この斜面のために
身長156cmのワタシがわざわざ155のGENTEMを背負ってきたのは言うまでもありませんからね!!
ふっふー!!あ、これはたぶんアタシですね。↓
その後は吸い込まれるように狭い沢へと入っていく。
ところどころ、割れてたり明らかに水が流れてるところもあったり、あまり無茶せず川の中心は通らないように注意しながら進む。
途中には過去のデブリーランドもありーの。太い木が簡単になぎ倒されてて、雪崩の破壊力を目の当たりにしましたよ((((;゚Д゚))))
斜度もいよいよフラットになったのでポールこぎしつつ、途中2~3回はワンフットになりつつも、ピンクテープを頼りに、最終地点のりんご畑までゆるゆると一気にスノーボードで降りてこれました。
ただし、ギリギリの積雪でしたので、GWにはそこまで行けないと思われます。
BCは、人生の縮図です。
始まりはいつもワクワク((o(´∀`)o))
あの崖登りで心折れそうになりませんでしたか?
でも途中で振り返って、そこから下に降りようにも、戻れない急斜面。
そうだ、俺達はジェレミー・ジョーンズなんだ(嘘)と言い聞かせて、
高所恐怖症のチキンなハートを奮い立たせて、
頂上へ向かったのですよ。アルピニストか!!!
でもそこで待ってたのは、最高の天気の下の
「おいおい伊能忠敬ってすげえな」と思わせる見渡す限りの日本地図(の一部)の世界。
いや津軽半島くらいだったけどさ。
そして最高のザラメと最高の一枚バーンが待っていた。
登りで若干足も
ヘロヘロながらも、それぞれのシュプールは
キラキラしてたはず。
つまり、最初は乗り気じゃなかった岩木山計画も、おわってしまえば苦しい登りを打ち消すくらいには最高の思い出になってたのです!!
…というノンフクションでした♪
天気・雪も最高なら、メンバーも最高かよ!!!
…っていうお話でした(^^)チャンチャン♪